そのクライアントは「肉食女子」でした。
FROM;羽生
今回のクライアント。
来院時の訴えは腰痛。常に重く痛む。
仕事中は立っていられなくなる、、、たまに肩こり。
脊柱はもれなく可動していない。
はじめはスタッフに任せて、
CSFメインにアプローチかけてもらってた。
俺が引き継ぐまでに
経過上々(スタッフと本人談)で
2カ月くらい通ってもらってたんだけど
それにしては、、、
改善が弱い。
大きな痛みは無くなってるし
脊柱も可動性は上がってる。
けど、仕事の最中に腰痛がぶり返すという。
本人は喜んでくれてはいるし
見方によっては上々な結果?かな、、、
でも、こっちは根治が目標。
痛みが出る時点でダメだよね~
立ち仕事で8時間ぶっ通しの仕事をしてるらしいけど、
そんなもん痛みの理由にはならない!
それで治療に入ったんだけど、、、
にしても!
腹部の緊張が半端ない!
全臓器、可動しない。
くらいの感じ、
おなかに向かって
「起きてますか~???」
って話しかけちゃうくらい。
ウチの治癒過程から考えると
もっと緩んでても良いはずなのに。
そんで聞いてびっくり。食生活。
偏食も偏食!
野菜は嫌いらしい。
果物も得意じゃない。
魚も好まない。
食卓には常に肉しかないらしい。
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肉とお米、時々パン。
朝=米のみ
夕方=菓子パン
夜=肉と米
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水に関しても、一日通して
コップ1,2杯しか飲まないんだって。
これが、30年ちょっと
続いているというね、、、( ゚Д゚)
なもんで
施術よりも栄養食事指導が
この日はメインになったんだよね。
肥満院長(笑)の栄養指導なのに
熱心に聞いてくれて
「やってみる」
って前向きな感じでこの日は帰られたんだよね。
2週間後
「先生、がんばって野菜というかサラダ食べてるよ!
水もだいぶ摂ってるし!」
と意気揚々と来院されました!
ずっと野菜摂ってない人が
サラダとか摂りだすとさ、
胃に何とも言えない違和感が出る。
水もそうだよね。
本人もそれは言ってて、、、
それでも摂ってたっていうからね。
正直、ビックリ!
すげーなーと感心しつつ、
どれどれ、、、
期待しながらチェックに入る。
あらら~
柔らかい。別人みたい(笑)
まだ、結腸まわりに制限はかかってるけど、
本当、別人のお腹。
指導した俺自身がびっくりの変化。
もちろん脊柱もふにゃふにゃだし。
食事を変えて8日目くらいから
仕事中の痛みも出なくなったんだって。
食事って本当に大事。
と改めて感じた症例でした。
今回あんまり施術してないや(笑)
ま、手をかけすぎて
症例改善に導けない時もあるもんね。
食事や睡眠だけで改善に向かうなら
それもありだよね。
手詰まりになってる症状のクライアントを
抱えてる人は一度手を休めて
そういったところに目を向けると
改善の糸口が見えるかも、、、