足の「ダルさ」と「鈍痛」。揉むだけでいいの?
FROM;菅野(スガノ)
本日は「足のダルさと足の鈍痛」について書いていきますね。
あなたはこんな患者さんが来られた場合どうされていますか?
「腰から足までマッサージしとけばいいでしょ?」
と考えていませんか?
患者様のほうも大半の方はそう考えますよね。
かくいう私も以前ならそう言っていたかもしれません。
しかし、
この症状が発症してから5年以上経過しても治らない
としたらおかしいと思いませんか?
今回紹介する方はそんな方。
いろんな整体、整骨院、整形外科に行っても
「異常なし、どこにも問題はありません。」
「電気でもかけて様子を見ましょう。」
これだけで5年も経過してしまったようです。
その症例について書いていきます。
5年前に運動をしていて両足のダルさが発症
それから全く症状が変わらず今に至る。
主訴としては
両臀部から足先までの鈍痛、足が「つる」ような感覚。
他の症状としては
生理痛、
鼻炎、
花粉症、
疲れが取れない、
足のむくみ、
冷え、
皮膚が弱いなど。
仕事ではPC作業の多い29歳の女性です。
治療院を渡り歩いたけど、前述のように
「異常なし、どこにも問題はありません。」
「電気でもかけて様子を見ましょう。」
最終的には
整形外科で「気のせいでしょう」と言われ。
本人も本当に気のせいだったらいいのにと思ったそう。
そんな経緯で今まで全然治らなかったので
治療不信に陥っている状態でご来院されました。
・・・僕自信もいろんな整体を渡り歩きましたが、ここだ!というところに出会うまで相当時間がかかりましたし患者様の気持ちはよく理解できます。
検査したら問題が山積み、、、
いざ検査してみると
なんでこの状態で問題ないって判断にいきついたの!?という状態。
脊椎骨(特に胸椎1番、7番、11番)のサブラクセーション、
腰椎5番の回旋制限、
左肩関節の外転挙上制限、
右腸骨のExにロック。
ここから施術に入ったわけですが、
CSF の流れが極端に悪かったため、その循環調整から。
ここで問題の左肩、右腸骨、椎骨部がある程度改善し脊柱全体の弾力性はついたが、
胸椎7番が目立って渋い。
そこから
脾臓調整、腎臓調整を加えて渋みも取れて背中の弾力性は回復。
この時点で訴えの症状:足のダルさ・鈍痛は10から4まで減少。
この段階で患者様の体力値が低く回復力が追い付いてないようなので、
もうひと押ししたいのをがまんしつつ、説明して施術を終了。
私的推察
背部の弾力が減少していたのは脾臓、腎臓の問題からだと推測 しました。
脾臓は簡単に言うと、造血器官ですね。
厳密に言えば未成長の血液を大人に成長させて体全体に放出する器官です。
そこから考えると、
脾臓の循環減少が起こると、血液を循環させる器官の腎臓に負担がかかります。
そこからは肝臓⇒心臓とおおもとの血液循環に悪影響を及ぼします。
この患者様の場合、、、
もともと虚弱体質な所もあったので、
脾臓と腎臓に問題があるの ではと思い施術したところ
血液循環の問題が改善され、楽になったのだと推測されます。
今後は問題の残っている子宮、大腸の骨盤内循環の改善に
アプローチしていけば自ずと改善して いくのではないかと考えています。
あなたもこのような足の倦怠感でお悩みの患者様がいらっしゃいましたら
ぜひこういった観点からもアプローチして みてくださいね。
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