膵臓から起こる腰痛もある。
FROM;羽生
膵臓と腰痛。
こう聞くとパッと
膵炎、膵臓がんなどでの腰痛かな?
と浮かぶのではないでしょうか?
病変だけでなく
膵臓の変位・フィクセーションでも
腰痛が引き起こってしまう例について
ご紹介します。
クライアントの腰痛状態は
仰向けで腰部に鈍痛があるのと、
体幹背屈での痛みが主訴です。
胸椎の後弯
膵臓を疑っていく時に
一番は糖尿病の有無を疑いたいですね。
そして、血糖値なども合わせて。
それらの既往がない場合に
膵臓の問題で
着目したいのは胸椎7・8・9番位。
ここにサブラクセーションが起きやすい。
肩甲骨下角のラインが胸椎7番の目安ですね。
今回の症例では
ここにやはり問題があり。
少し後弯気味にもなっていて、
いわゆる猫背。
そのため、胸椎1・2番にも負荷がかかっていました。
メインの自動テストは
お尻上げですね。
これが便利で細かく設定すれば
色々な情報が取れます。
背屈に痛みがあるため、
上げの経過で痛みが出て制限がでます。
今回、着目したのは胸椎と腰椎の動き。
胸椎の可動制限があるため
上げだしは腰椎&骨盤のみで上げてる感じで
胸椎はベッドから離れず。
上げることが出来ない状態です。
ここで筋反射等で原因を探りますが、割愛。
さー、膵臓からの問題は明らかになりました。
施術に入ります、、、
膵臓にアプローチ、、、いや、
呼吸時の胸郭運動が悪い。
(胸椎1・2にも問題でてるし当たり前か、、、)
ってことで、その調整を先に終え、
いざ膵臓へアプローチ。
この時点で、
「先生、腰まで響く」
との訴え。
膵臓性の腰痛って調整中にこんなことが
起きやすいですね。
リリースが終わった時点で
もうひとリアクション。
「先生、足の方までブワっと血が流れた感じします!」
これも多い反応。
膵臓のとこに腹部大動脈が
密接してますよね。
膵臓の変位でここの血流が
阻害されてることが考えられますよね。
それが、リリースされて一気に流れる感じ。
これで腰部に痛みは改善、
お尻上げも胸椎腰椎が連動してスムーズに上がり、
立位での背屈も余裕でOK。
腰椎自体の問題がほとんどなかった今回の例。
こういった症状にたいして
腰椎や骨盤、その周囲筋などに
アプローチしていってしまうと、
その場しのぎになりがち。
それなら、まだ良くて、、、
さんざん時間かけてんのに
「先生、全然変化が無いです」
っていう死刑宣告が出ることも、、、
(凹むんですよね、これ、、、)
あなたがいま持っている施術の武器が
筋骨格系のみだったり
つながりからのアプローチがなかったり
という状態なら、
多角的なアプローチが学べますよ。
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